ルームミラー

心霊・夢現

わたしはタクシーに乗っていた。

わたしの席は運転手の真後ろの後部座席だった。

ルームミラーには運転手の顔が映っている。

目の大きい女性ドライバーだった。

助手席には女性客が乗っていた。

わたしの左隣には男性客が、ひとり座っていた。

わたしは助手席の女性客も左隣の男性客も知らない。

それに、何故、わたしがタクシーに乗っているのか、目的地はどこなのかも分からないのだ。

急に運転手が車を止めた。

発進する気配はない。

しばらく車内に沈黙があったが、助手席の女性客が、

「ここで止めてください。って言ってませんよ」

と、取り乱すようにして運転手に言うと、運転手は無言でエンジンを切った。

急に車内が暗くなり、車内灯が薄暗く点いた。

ルームミラーを見ると、運転手の顔が写り、無表情でじっとわたしを見ていた。

わたしは少々不安になったところで目が覚めた。

(-。-)y-゜゜゜

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