幻の島根旅行

日常

 先月の18日だったか、19日だったか、突然妻が、『そうだ、京都行こう』の乗りで、
「GWにどこか旅行に行かんか?」
 と、言ってきた。

 わたしは、GW中に旅行をすることは爪の先も考えていなかった。観光地はうざったいほど混み合うことが予想されたし、第一宿泊費が高いからだ。

 しかし、妻の勢いに押されたわたしは、
出雲いずも
 と、即答した。昨年新婚旅行で伊勢神宮を観光したので、次は出雲大社に行ってみたいと思っていたからである。

 すると妻は、
「出雲かぁ、それええなぁ」
 と、行く気満々の様相を呈して同調した。

 妻は、2013年に出雲大社を参拝していた。出雲大社は縁結びの神様の大元で、そのご利益があったのか、2015年にわたしと結婚した。その御礼参りができると言っていた。

 行くと決めたら、どこに行こうか検討するのは当たり前で、早速ガイドブック3冊購入して、観光したいところをピックアップしていった。

 妻は、前回石見銀山いわみぎんざんはゆっくり観光できなかったので、今度はじっくり観光したい。日御碕ひのみさきから見た夕陽はきれいだった。宍道湖しんじこ玉造温泉たまつくりおんせんもええでぇと話だし、わたしはわたしで松江城は外せない、水木しげるロード(ゲゲゲの鬼太郎)にも行くぞぉー!と、行く気全開丸出しで、結果島根県を東から西まで観光する行程になってしまったのである。

 そして、日程は5月3〜6日もしくは5月4〜7日の3泊4日に決め、往路は新幹線で岡山駅まで行き、そこから鉄道で北上して境港で1泊、玉造温泉周辺で1泊、出雲大社周辺で1泊。復路は米子鬼太郎空港から飛行機で羽田空港へ。と、大まかな行程表を完成させ、宿泊先を探しはじめたのが、GW直前の4月28日だった。

 ここまで、お読みいただいた皆さんのお気持ちは、よーく分かります。きっとこう思われたことでしょう。

 こ の 夫 婦 、頭 お か し い ん ち ゃ う ん ?

 GW直前に有名観光地周辺で宿泊先が見つかるはずがない。現に境港は何とか宿泊先の予約ができたものの、その他はネットで調べても、ガイドブックに記載されている宿泊先に片っ端から電話確認しても空室はなかった。わたしたちは、暗礁に乗り上げ、途方に暮れて、現実の厳しさと言うより、自分たちの計画性の無さと浅慮さをまざまざと思い知らされ、島根旅行は断念したのであった。

 余談だか、翌朝妻が境港の宿泊先に予約キャンセルの電話を入れたら、予約されていませんと言われた。ねずみ男の仕業か?
(-。-)y-゜゜゜

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